目標管理制度(MBO)とは?導入目的とメリットについて

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目標管理制度とは

1950年代に経営学者ピーター・ドラッカーによって提唱された目標管理制度(MBO)は、組織をマネジメントする手法です。2004年の調査によると、300人未満の企業では7割弱、1,000人以上の企業では約9割が目標管理制度を導入しています。近年は目標管理制度を導入する企業が増えています。

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今回は、目標管理制度とは一体どのようなものなのか、導入目的やメリットについてご紹介します。

目標管理制度(MBO)とは?

目標管理制度(MBO=Management by Objectives)とは、従業員個人またはグループや組織単位で目標を設定し、その目標に対する達成度合いを評価する仕組みのことです。

設定する個人の目標は企業の経営戦略とリンクしている必要がありますが、経営者側から押し付けられたものではなく、個人の目標とも合致していることが大切です。

人材育成という観点から考えた場合、簡単に達成できる目標ではなく、個人の成長や組織の成長につながる目標の方が望ましいといえます。

さらに、企業によっては評価と結び付けず、人材育成の仕組みとして目標管理制度として導入している場合もあるようです。

 

目標設定の際、上司と部下が話し合い、部下の目標設定を上司がサポートすることで、企業の経営戦略とリンクした個人の目標設定が可能です。自主的に目標設定することにより、個人が目標達成へ向けて自発的に行動できるようになるでしょう。

 

目標管理制度(MBO)の導入目的

MBOの導入目的

では、目標管理制度(MBO)はどのような目的で導入されているのでしょうか。主な目的は以下の2つです。

 

人材の育成

1つ目の目的は人材の育成です。人事評価を目的として目標管理制度が導入されている企業もありますが、本来目標管理制度は能力開発を目的としています。

個人が自主的に目標設定をするだけでなく、目標達成に必要な行動計画をたて、実行することになるため、従業員の自己管理能力や問題解決能力の育成が期待できます。

 

組織全体の目標達成

目標管理制度を導入することにより、企業の経営戦略と従業員の業務計画を結びつけることができます。個人の目標の中に経営戦略を落とし込むことで、個人の目標達成が組織全体の目標達成につながるということです。

 

目標管理制度(MBO)導入によるメリット

目標管理制度のメリット

目標管理制度(MBO)を導入した場合、どのようなメリットがあるのでしょうか?導入によるメリットを4つピックアップします。

 

【1】従業員の自主性を高める

目標管理制度で設定する個人の目標は、企業の経営戦略からブレークダウンされたものですが、上司との話し合いのもと、部下が自主的に目標を設定します。そのため、目標管理制度の導入は、目標達成へのモチベーションアップにつながり、業務における従業員の自主性を高めることに貢献するといえるでしょう。自発的に行動する能力を高めることから、管理職候補の育成にもつながります。

 

【2】職務能力の向上が期待できる

目標管理制度を導入すると、個人が目標達成のために創意工夫をしながら職務を遂行するようになるため、職務能力の向上が期待できます。

 

【3】経営戦略の抜け・漏れ・重複を防げる

企業の経営戦略を部門、個人へとブレークダウンすることで、経営戦略の抜け・漏れ・重複を防ぐことができます。また、各部門の目標が明確になることで果たす役割も明確になり、部門間における協力を促すことも可能になります。

 

【4】個人の経営参画意識が高まる

これまでご説明してきたように、目標管理制度における個人の目標は、自分が所属する組織の目標と無関係ではありません。従業員個人の目標達成が組織目標の達成とリンクすることを認識することで、業務における自身の役割をしっかり自覚し、結果的に経営参画意識が高まることにつながるでしょう。

 

おわりに

目標管理制度(MBO)の概要と導入目的、メリットをご紹介しました。

目標管理制度をあまりに重視しすぎると個人の成果に重きが置かれるようになるため、自己中心的な従業員が増え、相互の助け合いの精神が失われてしまう可能性もあります。しかし、本来の目的を考えて活用することで、従業員のモチベーションがアップし、職務能力の向上が期待できるだけでなく、組織全体の成長も見込めます。

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